2014年1月21日 活版名刺ワークショップへ行ってきました。
こんにちは。
臨月に入り、着れる服が3パターンくらいしか無くなってしまいました。お腹がきついです、スタッフのみはるです。
さて、去る2014年1月15日(水)に社員研修として、ORGAN活版印刷室で活版名刺ワークショップをしていただきました。
一度長良川おんぱくの活版カフェに参加した際に、もっとじっくりやってみたい!と思い、行ってきました。
ORGAN活版印刷室は、こいけやクリエイトから車でだいたい1時間半。
趣のある民家の中にあります。
天井近くには、ヒゲの生えた猫様が鎮座されておられました。
【1】ラフデザイン&文選(ぶんせん)
作りたい名刺のデザインを決め、それに使う文字を1つずつ拾っていきます。
私はアルファベットと線だけのデザインにしたので楽々クリア(笑)。漢字がある人は苦労していました。日本語は大変です。

↑漢字の多いデザインで苦労する社長。
【2】植字(組版)
次は拾った活字を組み合わせていく作業です。ラフデザインを透かして裏から見ながら、それに合わせて版を組んでいきます。文字詰めもここで調節していきます。不器用な私にはとても大変な作業でした。細かい!
文字のポイントを変えたり、文字詰めをちょっと変えたり、スペースをちょっと空けたり…
Illustratorで普段ちょちょいとやっている工程が、ものものものものものものすごーく大変なことでした。
昔の印刷物はこうやってできていたんだなあと想像しながら作業を進めるのもまた一興。
日本語は大変だから、文字を拾うだけでも仕事になってたんだよね、と宮沢賢治の銀河鉄道の夜のワンシーンを思い出したり。
私はアルファベットのみに逃げたけど、ジョバンニは凄いよ…。
ああ、Illustratorがある時代に生まれて良かった… なーんて。
最後、版を組上げる仕上げの部分は先生にやっていただきました。
微調整、力加減が職人技だなあという印象でした。
これはスタッフの咲姫ちゃんの版。「・」いっぱい!
【3】印刷
ぎゅっと押さえた時に凸凹になるのが味ですね。
昔の職人さんは、いかに凸凹させないかが職人技だったそうです。今だと凸凹した方が嬉しいですよね。せっかく苦労して手作りしたのに普通の印刷物と区別つかないって…どうなの?!(笑)
じゃーん。
これが私の完成品です。
デザインの元ネタはコチラ
みんなの完成品
完成品です。それぞれの名刺やカードができました。
とても楽しいワークショップでした。情緒あふれる雰囲気の中、印刷の歴史を感じながら、黙々と細かい手作業をするというのもたまには良いですよ!
ほら、パソコンの前でいつも効率的に仕事してるそこのあなた!たまにはこんな作業もいかがです?
2013年10月23日 デザイン研修で長良川おんぱくへ!
バッテリーを入れ忘れたまま一眼レフカメラを持って行ったのは私です。みはるです。
こいけやクリエイトスタッフ一同で社員研修へ行って参りました。
今回のテーマは「活版印刷の体験」
普段、印刷業界、印刷所、印刷技術には大変お世話になっていますが、その歴史や過去の技術については知らないことが多いです。
スタッフ皆興味のあった「活版印刷」の体験ができるプログラムが長良川おんぱくでやっている!
ということで、体験してきました。
会社から車で1時間ほどで岐阜市に着きました。私、岐阜市に来るの初めてでした。
駐車場から歩くと5分程で会場のORGANデザイン室へ着きました。レトロな雰囲気のステキな家です。
まずはお茶とケーキ等をいただき、雑談。
その後、好きな文字を選んで版を作る準備です。
活版は、「活字」と呼ばれる鉛で出来た文字を一つずつ拾い組み合わせ、ハンコの原理で凸面にインキをのせて刷るという仕組みです。
ひらがな、カタカナ、漢字、たくさんの種類の活字がありました。フォントも色々。日本語ってこういう時大変だなあ…としみじみ。
アルファベットなら26文字で済むのにね!
今回は体験なので、版は職人さんに作っていただきました。
ここの作業で文字詰めなど調節するそうです。
そして、活版印刷機でガッシャン!
インクがついたローラーが版にインクをつけてから下に下がり、その後、紙が版に押し付けられます。
ぎゅっと押す圧力で凸凹した感じが出るのが良いですね。味があるというか。
でも、昔の職人さんは、いかに凸凹させないかが職人技だったそう。今だと「それじゃ普通の印刷と区別つかないじゃん…」と思ってしまいますので、逆に凸凹した方が嬉しいです。
↑完成品です↑
良い体験ができました。
ORGANデザイン室のスタッフの皆様お世話になりました。ありがとうございました。
スタッフ一同、感性に刺激を受けることができたと思います。
これからのデザインワークに生かして、デザインの幅を広げていきたいと思います。
また、次回はガッツリとワークショップに参加して、文字詰め等自分たちで調節してやってみたいなと思いました。
2013年9月18日 WCAN 2013 Autumnでお話させていただきました。
こんにちは。ある時はこいけやの経理部長、そしてある時はデザイナー、そしてまたある時は社長のゴーストライター。みはるです。
WCAN 2013 Autumnにて、弊社代表の西村新がスピーカーとしてお話をさせていただきました。
お話する機会をくださったWCAN運営の皆様、聞きに来て下さった皆様、アンケートの再演希望に書いて下さった皆様、ありがとうございました。
こんなお話をします。という予告記事で書いた感じのストーリーでお話させていただきました。
「地域密着で仕事をするためにしてること」

緊張しながら話す代表(写真はアップルップルさん提供)
こいけやクリエイトの仕事は地域に根ざしたものが多いです。
地域と繋がり、新しい仕事を生み出し、地域に根ざした会社となっていく過程を、経験を元にお話させていただきました。
Web系のお話は全く無く…WCANらしからぬセッションだったと思います。
主にライフスタイルや仕事の仕方についてをお話させていただきました。
ちょっとだけ補足
地域は様々な問題を抱えています。デザイナーやWeb制作者にできる事はたくさんあり、問題解決をしていくことで「新しい価値」、「仕事」が創出されてくると考えています。
講演のタイトルに「地域密着」という言葉をつけましたが、こいけやクリエイトが見据えているのは「世界」や「地球」だったりします。
まずは身近な人を幸せに。それから地域社会に良い循環をまわす。
そういった活動が、これから訪れるグローバル化社会で生き抜くために必要だと考えています。
…と大きなことを書いていますが、講演で話させていただいた内容はあくまで結果論ですので、社長はあんまり深いこと考えてなかったりもします。(笑)
でも、夢や理想を語るのが社長の仕事なのでそれで良いんですけど。
あくまでも1つの例として捉えていただいて、日々のライフスタイルや仕事を得るためのヒントとして取り入れられる要素が1つでもあれば幸いです。
お話を聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました。
WCANへ参加した全体の感想は個人ブログの記事で書かせていただいております。
WCAN 2013 Autumnの感想 | mihha.com | 日記帳(blog)
2013年9月4日 第29回 DTPの勉強部屋に参加しました
こんにちわ。デザイナーの吉村です。
最近子供が反抗期に入りつつあり、
親としてのあり方を考えることが多くなってきた今日この頃です。
自分を育てる以上に子育ては難しいですね。はい。
さて、8月31日(土)にDTPの勉強部屋 第29回勉強会に行ってきました。
内容は以下の通りです。
■Session 1:Adobe CC新機能紹介
スピーカー:YUJI(InDesignの勉強部屋)
■Session 2:グラフィックデザインのツボおし
スピーカー:カイシトモヤ 氏(room-composite 代表)
今現在、自分が使っているソフトCS5でも問題なく作業はできますが、Adobe Creative Cloudの新機能などの話を聞くと、もうそろそろ換え時?と思ってしまうくらい便利だな〜と思いました。
どうやら来年までお安いキャンペーンをやっているみたいなので、我が社も検討をお願いしたいところですね。
まずPhotoshop。
私が魅力的だと思った機能のひとつ、『アップサンプリング機能』
これは写真の解像度が足りない時に使う機能です。
しかもノイズ軽減ボタンもありますので、お客様から頂いた小さい写真でも使えるようになる感じがしました。解像度が足りなくて用意に時間がかかるときには使えそうです。
あとはCCの新機能ではないのですが、『スマートオブジェクト』を上手く使う事で写真の保存が安全に出来る事がわかりました。
フィルターをかける前にスマートオブジェクトをするとフィルターを残しつつ元の写真を残す事ができるという機能です。お客様からの要望で修正したりした場合、やっぱり前に戻して!という時に発揮する機能ですね。
そして、Illustrator。
『文字ツール』が飛躍的に扱いやすくなってました。
テキストのツールで水平垂直回転縮小拡大ができるようになりました。
なので文字の打ち直しが簡単に出来るのです。
また『ブラシツール』も画像をブラシに出来たりします。(画像は埋め込みで使用)
その埋め込み画像でリンク切れの写真などを『埋め込み解除ツール』で画像を再生する機能も出来ました。psdかTIFFの書き込み。
※まれに白ふちが出来たり、ズレたりするので要注意です。
あと、『パターンブラシ』も良くなってました。なんと今まで手作業でやっていたコーナーを自動で何パターンか作ってくれる機能がつきました。
また雑誌や写真を沢山使う方に強い味方になってくれるであろう、『配置』ですが、なんと今まで1枚ずつ選択して配置していたのが、複数配置が可能になりました。これは便利です!スピードが上がりそうです。
最後にパッケージ機能がついたこと。私は画像収集ソフトをダウンロードして使っていますが、写真はもちろんレポートまで細かく収集してくれます。これで写真データがありませんって言われないようにしないといけませんね。
次にアートディレクター/グラフィックデザイナーのカイシトモヤさんのお話。
凄く刺激を受けました。人の作品ってたしかに気になります。
それが素敵な作品だったら余計に。今後の自分のデザインワークスに取り入れたいことばかりでした。今年の12月にカイシトモヤさんの本が出版予定みたいなので、絶対買います。楽しみです。
長々と書きましたが、読んでくださってありがとうございました。
引き続き頑張りたいと思います。
2013年9月3日 WCAN 2013 Autumn でお話します。
こんにちは。残暑が厳しいものの、少しずつ秋を感じてます。スタッフのみはるです。
WCAN 2013 Autumnにて、弊社代表の西村新がスピーカーとしてお話することとなりました。
WCANとは、Web Creators Association Nagoyaの略で、名古屋を中心としたエリアでWeb制作に携わっている人、Web に興味のある人のグループです。(リンク:WCANとは)
ちなみに、今年度のWCANのロゴマークは社長のデザインです。(^^)(毎年公募されています)
講演の内容は以下の様なものになる予定です。
「地域密着で仕事をするためにしてること」
こいけやクリエイトの仕事は地域に根ざしたものが多いです。
グローバル化の進む世の中だからこそ地域の力が活きてきます。
地域は様々な問題を抱えています。デザイナーやWeb制作者にできる事はたくさんある!ということに、独立してから気づかされました。
地域と繋がり、新しい仕事を生み出し、地域に根ざした会社となっていく過程を、経験を元にお話したいと思っています。
2年前に独立し、自宅を事務所に最初は個人事業で仕事をしてきました。地域密着の仕事をしたいと思っていたものの、特別なコネクションがあったわけでもなく、少しずつ人脈を増やしたり、自社媒体のフリーペーパーを出すなどして自分のやりたい事をアピールしていき、少しずつ仕事を増やすことができ、1年後に法人化。会社として成り立っています。
スタッフは全部で4名です。こいけやクリエイト業務案内
地方で仕事を探すには、パイを奪い合うだけでは駄目です。新しいパイを広げるため農山村へ進出(?)した、こいけやクリエイトの変わった一面もご紹介します。
株式会社として進出する方向が逆でしょ!?と思われるかもしれませんが、これからの時代、地域で仕事をしたい方にはこの方法も良いと思っています。むしろ、会社がどんどん関わっていければ、地域社会はもっと元気になり、田舎の問題は少しずつ解決していくはずです。
このセッションは、主に
- 「独立したい」と考えている方。(特に地元で、地方で…と考えている方)
- 「地元に帰って仕事(デザイナー、Web制作等)をしたいけど、田舎だし、仕事が無さそう」と悩んでいる方
- 「地域、地元のために何かしたい」と思っている方
- 自然、田舎が好きで「スローライフと制作の仕事を両立できないかな…?」と考えている方
- 「家族と一緒に過ごす時間を増やしながら仕事をしたい」と考えている方
が対象になると思います。
Webの技術のお話などはありませんので…。あしからず…。
WCAN当日に皆様にお会いできることを楽しみにしております。
WCAN 2013 Autumnのお申し込みページはコチラです。
