2015年4月16日 挙母木綿に魅せられて
使いもしないのにお金もないのに、
気に入った布があるとすぐに買ってしまうクセがある咲姫です!
そろそろこの種を畑にまこうと思います↓
何かわかりますか?
「綿を初めて育てる〜」と思い込んでいましたが
種を触りながら、そういえば小学校の時に綿をたくさん栽培していたことを思い出しました。
「衣」のまち とよた
ご存知とは思いますが、豊田は「衣(ころも)」のまちだったんですね。
養蚕が盛んで、「加茂蚕糸」は戦後愛知県最大の製糸工場だったそうです。
今では愛知県で「養蚕」と聞くと新城市のイメージが強いですけど。
一方、木綿の歴史もとても古く
その歴史は江戸時代から続いていると言われているそうです。
そんな歴史を知ったのは、以前お仕事で携わらせていただいた
「ものづくりなぜ?なぜ?プロジェクト」がきっかけでした。
「繊維チーム」で子どもたちが糸つむぎや機織りをする姿を見て
ずーっと私の心はウズウズしていたのです。
始めちゃったよ!
ということで、今年から挙母木綿について学びはじめました。
かつて江戸時代に行われていたであろう、糸つむぎ、手織りの技法。
普通に考えたらとてもとても面倒なこの作業に
私はワクワクしながら、ものづくりの喜びをかみしめています。
絶妙な手加減が必要です。
右手で糸車をまわす速度、左手で綿をひくタイミング
現代のIT技術もすごいけれど、こういったシンプルだけど
すごく奥深い技術も、素晴らしいです。
見よ!この成長を!
↑左が人生で初めて自分でつむいだ糸。
右にいくに従って上手になっていくのがわかります。
先生曰く、「糸がまともにつむげるようになるまで1日3時間やって3年かかるわね…」
きっと私がまともにつむげるようになるのは
孫が成人になってからぐらい?
遠い道のりです。
伝統技法を継承すること
糸つむぎ、糸染め、機織り、仕上げの工程ができる人は
豊田にも数えるほどしかいらっしゃらないそうです。
若い世代が学んでいかなければ、この技法は忘れさられてしまうわけで
もっと若い人たちに豊田の「ころも」が触れられる機会が増えると
いいなぁと思いました。(私のこの学びが続くかどうかは未知ですが)
近々、豊田市近代と産業とくらし発見館で
「まゆまつり2015」という企画展があるみたいなので
ぜひ行ってみたいです♪